『人生を面白くする 本物の教養』 出口治明

紹介
教養とは何なのだろう?

筆者は
「教養とは、人生におけるワクワクすること、面白いことや、楽しいことを増やすためのツール
と言っています。

例えば戦国時代が好きなら、今年の大河を楽しめる。

アイドルが好きなら、そのアイドルの曲がBGMでかかっているだけでテンションが上がる。 

このような些細な楽しみを味わう為に教養を身につける意義があるのでしょう。


感想
本書の趣旨とは異なる点もありますが自分が気になった点を挙げていきます。

① 農産物の輸出量世界1位はアメリカだが、第2位は九州ぐらいの大きさしかないオランダである。

中国やインドといった面積が大きい国がある中でオランダが2位‼︎

「これはオランダを研究すると日本にもチャンスがあるのでは」 と思い調べてみました。

すると、やはり、これには人の努力では越えられない壁がありました。

①  環境 (オランダは内需が薄く、陸続きで、数km運べば輸出になり、関税もなく、通貨も同じ。)

②ドイツ、フランスといった国からすぐ輸出できる為、栽培品目の選択と集中により、研究開発、販売などに多くのコストを注げる。

③オランダは大量生産により、コスト競争力を高めて対外競争力で勝負する。
一方、日本は繊細でバラエティーに溢れる食文化で勝負する。

というのが主な理由です。

この中で日本がすべきなのはより商売に特化した商品、販売、流通を作っていくことだと思います。